at Grass Valley

グラスバレーの楽曲をイメージに作った小説です。作者はすべて、すずらん☆るるです


 ALL OF BARREN SOUL 「月見をしないか?」Uという通り名しか知らない友人に誘われるまま、月見へと向かった僕の一夜。
 ハッピネス 毎晩、克は駅でギターを片手に歌う。傍らの柱に背を預ける良貴の耳にも、けして上手くは聴こえない。
 虹のある街 亨が帰った時、二年暮らした清佳は消えていた。思い出の残るアーケードの下を辿る回想。
 DEAD END STREET 住宅街の片隅。膝を抱えて眠る彼。夜毎に舞い戻るこの場所。
 砂漠の少年 過去の記憶を失ったパドは、善良な人々の集落に拾われた。しかし少年は彼等に嫌悪感を抱いていた。
 SHINING DROPS この朝を、この温もりを、徹也は忘れない。
 星の棲む川
      
      10
「町内みんなのお兄ちゃん」だった貴文は、舞い戻った町で成長した少年達に出会う。
 砂上の夢
      
石狩りには幾つかの掟があり、それを破ることを望む者は一人もいない。


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